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文翔館でのステンドグラス展 [好奇心]

「みせばやな をじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかわらず」(殷富門院大輔)


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「つれないあなたにみせたいものです。あの松島の雄島の漁夫の袖でさえも波に濡れた上に濡れても色は変わらないのに、私の袖はつれないあなたゆえに涙に濡れて、こんなに色が変わってしまったのを。」


藤原信成の娘で、後白河上皇の皇女殷富門院亮子(式子内親王の姉)の女官を務めたのだそうです。
父の信成と殷富門院亮子とはいとこの関係なのだそうです。
優れた女流歌人で、西行・寂連・小待従らとも歌をやりとりしたそうです。


この歌は、源重之の「松島や 雄島の磯に あされせし あまの袖こそ かくは濡れしか」(後拾遺集)をもとにした 本歌取り の歌なのだそうです。
着物の袖の色が涙に濡れて変わってしまったと、ずいぶん大げさな表現で詠んでいます。


本歌取りとは・・・古歌(本歌)をもとに、その主題、趣向、語句などを借りて、新しく作る歌の表現効果を高める和歌の技法をいいます。

本歌を知っている人が読めば、本歌のイメージと新しく作られた歌のイメージが重なって、歌に深みや広がりがでてきます。

「なるほどですねぇ~・・・。」[ひらめき]





 







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